まちのコラボステーション きたじま

まちコラ日記

暮らしの保健室 in きたじま

『暮らしの保健室』をご存知ですか?

東京の白十字訪問看護ステーションの秋山正子さんが開設された、地域の方の暮らしや健康、医療、介護の相談などを受ける地域の居場所。

そして、地元徳島にもそんな場所をつくりたいと切に願い、『暮らしの保健室』の活動をスタートされたのが、与論島で30年間の離島ドクターに献身された後に帰郷された、古川誠二ドクターです。

2023年1月に第1回「暮らしの保健室」が上板で開催され、翌月2月には北島での開催。以降、両町で隔月開催されています。

参加者は地域の方と、医療・福祉関係者が半々くらい。

医師や看護師、臨床心理士、社会福祉士、歯科衛生士、理学療法士、言語聴覚士、看取り士などの専門職の方がボランティアで参加。

オープンダイアローグ形式で進められていく座談会(相談会)はアットホームな環境のなかで、お互いの話を否定せずに大切に聴きあうことが約束されているので、聴くだけも良し、話したい時は話すも良し、それぞれのちょうど良いカタチで参加できる。

今日の北島町開催では、代表の古川さんより、『こども食堂とは?~現代社会における貧困と豊かさを一緒に考える~』というテーマを出してくださったので、参加者の皆さんと話の深めあい。

まずは全国、徳島県、北島町のこども食堂の現状を情報共有しあい、決して誰かが答えを正したり、導いたりされることのない安心安全な空間のなかで、昔と今の生活の違いを自由に語りあったり、こんな風に思う、あんな風に感じるなど、それぞれの思うところを言葉にしあいました。

そんなプロセスの重なりが、自分の考えをスッキリさせてくれたり、落ち着かせてくれたり、大きな学びになったり。
そう、不思議なほどに、視界が開けるような感覚になるんです。

家族でもない、職場でもない。
暮らしの保健室のような、サードプレイスが必要な世の中になってきているのかなって思います。

昔と比べると、関係性が希薄になったとか、生きづらい世の中になったとか、窮屈だとか、その環境を嘆いていても始まらない。

そう、それなら、自分たちに必要、大切だって思う居場所を
自分たちで創っていこう!

まちコラ事務局 おかだあかね

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